作問から試験監督、
記述式の採点まで。
国家試験・資格試験・大学入試を支えてきた、エンドツーエンドのアセスメントプラットフォーム SARAS。
シンガポールの国家試験、英国の運転免許学科試験、ニューヨーク州の公務員採用試験。25年にわたりハイステークス試験を支えてきた ExcelSoft が、日本での提供を開始します。
試験のデジタル化は、配信だけでは終わりません。
資格試験・検定事業者と、大学・高等教育機関の担当者の方から、実際にうかがう課題です。
記述式・論述式が残ったまま CBT へ移行する
選択式だけを扱う CBT ツールでは、記述式の答案が紙のまま取り残されます。答案のスキャン、採点者への配分、採点基準の管理、採点者間のばらつきの是正まで含めて設計が必要です。
オンライン受験の公平性をどう担保するか
録画を後から人が見る方式では、受験者が増えるほどレビュー工数が跳ね上がります。かといって AI に合否判断を委ねることは、規程上も説明責任の上も受け入れられません。
海外 SaaS の審査が通らない
AI の利用方針、個人データの保管場所、監査証跡。情報システム部門とコンプライアンス部門の質問に答えられず、稟議が止まる例が少なくありません。
3つの製品。ひとつのプラットフォーム。必要なところから。
SARAS はアセスメントのライフサイクル全体をカバーするモジュール型のプラットフォームです。5つのマイクロサービスで構成されており、全体を一度に導入する必要はありません。既存の学習管理システム(LMS)や教務システムと連携し、必要な機能から段階的に導入できます。
作問から試験配信まで、ひとつの基盤で。
40種類以上の問題形式に対応し、作問・レビュー・承認の多段ワークフローを標準で備えます。QTI 標準に準拠しているため、他社プラットフォームからの問題移行も可能です。
作問担当 → レビュアー → 承認者の多段承認を、ロールと権限ごとに定義。誰がいつ何をしたかがすべて記録され、100版に及ぶ改訂履歴もノート付きで残ります。
Unicode ベースの設計で約25言語に対応。基準言語で作成した問題を AI で一括翻訳し、専門家が承認して初めて問題バンクに格納する運用も可能です。
QTI 形式であれば他社プラットフォームからの移行は1日程度。Word・Excel テンプレートによるオフライン作問にも対応します。
中央サーバー方式に加え、試験中はネットワークを遮断する分散方式に対応。停電や通信断が起きても試験は継続します。
項目反応理論による問題・テストのキャリブレーションと心理測定学的分析。困難度・識別指数・当て推量パラメータを算出します。
AI が検知し、人が判断する。
完全自動監督モードであっても、試験の中止といった最終判断は必ず人が行う設計です。EU 圏をはじめとする規制要件に対応するために、すべての監督モードにヒューマン・イン・ザ・ループを組み込んでいます。
AI 支援型(監督者1名あたり受験者8名を目安。ハイステークス試験向け)/監視型(1対16。中〜低ステークス向け)/自動監督(1対30〜50)。録画・事後レビュー方式にも対応します。
視線の逸脱、カメラ非注視、第三者の映り込み、携帯端末やスマートウォッチの所持など約30種類。グループ討議形式の課題では「複数人の映り込み」だけをオフにする、といった調整が管理者側で可能です。
任意の LMS・テストプレイヤーと連携可能。Moodle および Canvas との連携実績があります。
2MB の常駐アプリを2クリックでインストール。事前システムチェック、写真付き身分証との AI 照合、360度の室内スキャンまで案内に沿って進みます。行き詰まったときのために AI チャットボットとセルフヘルプ動画を用意しています。
検知時は音付きの通知とタイムスタンプ付きスクリーンショットを提示。事後レビューでは監査ログ、AI サマリー、重要度(高・中・低)、顔不一致回数を一覧で確認できます。
記述式を、速く、公平に。
紙の答案をスキャンして取り込み、採点者に配分し、採点基準に沿って採点し、採点者間のばらつきを是正して確定するまで。ハイステークス試験の記述採点に必要な工程を一貫して備えています。
複数の採点者による採点、標準化(standardisation)、得点調整(moderation)を標準機能として搭載。採点者ごとの進捗とパフォーマンスをリアルタイムで監視できます。
点数の集計ミスや配点の誤りは、システム側で起こり得ない設計です。紙と赤ペンでの採点に近い操作感を保ちながら、この点だけがデジタルの利点として加わります。
誰がいつどの答案をどう採点したかがすべて同一プラットフォームに集約されます。異議申し立てへの対応や、試験の公正性の説明に使えます。
オンライン試験だけでなく、紙で実施した試験の答案をスキャンして取り込む運用にも対応します。全面移行の前に、採点だけを先にデジタル化することができます。
国家レベルの試験を、25年支えてきました。
いずれも合否が個人の資格・進路に直結するハイステークス試験です。
シンガポール試験・評価庁(SEAB)
教育省傘下の国家アセスメント機関
- 課題
- PSLE・O レベル・A レベルを含む国家試験が完全な紙・鉛筆ベースのレガシーシステム上にあり、350〜400校がそれぞれ独自の IT インフラを持っていた。
- 導入
- 作問からレポーティングまでをエンドツーエンドで移行。Saras eAssessment を起点に、eMarking、LMS、試験監督を段階的に追加。政府クラウド上でホスティング。
年間400校以上・約85,000名が登録。同日25,000〜30,000件の試験を実施。累計約50万名が受験。低回線・停電時にも試験が停止しない配信方式を採用。
英国 運転者・車両基準庁(DVSA)
英国全土の運転免許を所管
- 課題
- 複数の試験会場がそれぞれ独自のソリューションを運用する分散状態。COVID のロックダウン下で、現地渡航も現地調査もできないまま移行する必要があった。
- 導入
- 6〜7か月で SARAS による単一プラットフォームへ移行。英国政府のデータセキュリティ要件を充足。試験実施は Pearson の試験会場ネットワークと連携。
累計500万件超を配信。前会計年度のピークで約350万件を実施。
ニューヨーク州人事局
州の公務員採用試験を所管
- 課題
- 30年稼働のレガシーメインフレームと、接続された複数のサテライトシステム。受験者が試験中に不具合に直面していた。
- 導入
- 接続システム約40からのデータ移行。レガシー問題 約200,000件、過去の受験者記録 5億件を移行。オンラインと紙のハイブリッド運用で、紙の答案はスキャンして電子採点。
10年以上の継続取引。極めてハイステークスな州レベル試験を運用中。
審査部門からの質問に、先にお答えします。
情報システム部門・コンプライアンス部門の確認事項を、稟議の前段でご確認いただけるようまとめました。
どの AI を使っているか
基盤モデルは GPT・Claude・Gemini などのエンタープライズ版を Google・Microsoft・OpenAI から調達し、これに自社開発モデルを組み合わせています。単一のモデルに依存せず、複数のエージェントを組み合わせる MOA(Mixture of Agents)方式を採っています。
個人データはどこに保管されるか
モデルおよびデータは顧客専用のクラウド上にホスティングします。たとえば欧州の公共サービス機関向けには、欧州のクラウド上にエンタープライズ版を配置しています。日本のお客様についても、要件に応じた配置をご相談いただけます。
AI が受験者を失格にすることはあるか
ありません。AI は検知と通知までを担い、試験の中止や失格の判断は必ず人が行います。この設計は、最終決定権は人にあるとする規制要件に対応するためのものです。
セキュリティと監査
多要素認証、ロールベースのアクセス制御、詳細な監査証跡を標準で備えます。SAML・OpenID・ADFS との連携に対応し、既存の ID 基盤に載せられます。ホスティングは AWS・Azure のほか、オンプレミスにも対応します。
アセスメントだけを、25年。
ExcelSoft は2000年設立、インド・マイソールに本社を置く教育・アセスメント分野のソフトウェア企業です。米国・英国・UAE・シンガポール・マレーシア・インドに拠点を持ち、企業、教育出版社、学校、大学、政府・防衛分野に向けて学習環境とアセスメントツールを提供しています。
ハイステークス試験の実績
国家試験・州試験・国家資格試験での稼働実績。合否に直結する試験を止めないことが、25年の事業の中心にあります。
標準への準拠
QTI(問題・テストの相互運用性)、LTI(学習ツール相互運用性)に準拠。既存の技術環境との相互運用性を確保し、ベンダーロックインを避けられます。
モジュール型
5つのマイクロサービスは個別に導入できます。全体を一度に置き換える必要はありません。
多言語対応
Unicode ベースの設計。右から左に記述する言語を含む複数言語に対応し、日本語での作問・試験実施に対応済みです。
配慮措置への対応
障がいのある受験者への配慮措置(アクセシビリティ)を標準で備えます。シンガポール SEAB では、障がいのある受験者にも同等の受験体験を提供しています。
導入時の伴走
顧客への引き渡し時はハンズオンのトレーニングを実施し、ユーザーマニュアルと検証用の環境を提供します。
日本語で、直接ご相談いただけます。
日本国内での導入のご相談、資料のご請求、デモのご依頼は、日本担当までお寄せください。要件の整理から、社内稟議に必要な情報のご提供まで対応します。
よくあるご質問
日本語で試験を作成・実施できますか。
既存の LMS と連携できますか。
他社プラットフォームから問題を移行できますか。
3製品のうち1つだけ導入できますか。
AI が受験者を失格にすることはありますか。
紙で実施している試験にも使えますか。
まず資料をご覧ください。
3製品の日本語ブローシャー一式(PDF)をその場でダウンロードいただけます。導入のご相談は、要件が固まっていない段階でも構いません。